「第1回ソ連公演」出演者一覧
(後援会だより他の資料より)


第1部:日本民謡集
第2部:春のおどり

5月17日モスクワ着
7月05日帰国

  団長   三島義雄                  
  副団長   吉村捨男                  
  構成・演出   (不明)                  
  音楽指揮   高橋半                  
  舞踊監督   滝川はやみ                  
  出演   秋月恵美子   芦原千津子   牧香織   若草かほる   香川陽子  
      瞳英子   南幸子   望月まり子   高嶺貴美子   吉原薫  
      不二かほり                  
      ほか                  
      (全45名)                  

話題はOSK日本歌劇団のソ連公演。
日本レビュー界初の訪ソ公演が実現した記念すべき年だ。
五月二十日ソ連公演初日。ソ連邦文化省から正式の公演招聘。
ソ連・ゴスコンサート(国立音楽省)が提示した条件は、出演者五十名、
制作スタッフ十名、五月二十日にモスクワで初演。その後、四十九日間にわたり
ソ連邦各共和国を巡回し、一公演二時間の作品を四十回公演。オーケストラは
ソ連側が国立交響楽団三十名の編成を組んで協力というものだった。
(中略)
大好評で特に秋月恵美子に対し、文化大臣フルチェワ女史は、「芸術家、秋月」と評したほど。
観客を大きな感動で包み、アンコールに次ぐアンコールで、場内をゆるがした。
当然、再演の申し込みを受け、また、他国からも公演依頼の申し込みが
次つぎ舞い込み、世界各地で海外公演を実施した。
(菅原みどり著「夢のレビュー史」より)


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