「SKD東京踊り」出演者一覧
(公演プログラム他の資料より)


SKD東京踊り

  構成・演出   山口元彦                  
  出演   藤川洋子 甲斐京子 高城美輝 愛川佳代子 明石薫
      初音ひかり EP 高美マチ 乙女春花 紅エミ EP 銀ひ乃で
      芹なづな EP 立花梨恵 EP 東野利香 高峰はるか 上月真琴
      未来せいら EP 春樹未央 FC 西紀佐江子 邦絵緑 美月麗子 EP/AG(2)
      吉方千春 CR 美里ゆう CR 本州あき FC/AG(2・3) 碧さや夏 EP/AG(2) 伽奈千ひろ AG(2)
      明日香裕 CR 沢美沙緒 AG(3) 駒草七美 AG 春風さや香 FC/AG 由衣春菜 FC/AG
      夏目花穂 AG(2・6) 小真木蘭 FC/AG 翔ちづる 藤えりな EP/AG(2・6) 翼リエカ
      美南栞 AG(2・6) 風間ミキ AG(2・6) 立樹芽依 AG 瑞穂かおる AG 丘沙桜莉 AG(3・6)
      暁愛 AG 紫城かづき AG 摩衣せいや AG 朝日奈ゆう子 AG(3・6) 速水れい AG(6)
      渚美希 AG 那智ゆかり AG(6) 峰路はる佳 AG 沢田みなみ AG(3・6) 千里あかり AG(2・6)
      涼音まみ AG 白鳥美羽 AG(3・6) 栗原真紀 AG 遥ひとみ AG 南城ひとみ AG(6)
      榛名珠利 AG かんな 梨央 AG(3・6) 絵莉まな花 AG 麻希光 AG 蓮あづさ AG
      風吹ひかる AG(2・3) 真央いつき AG(6) 弥生千佳 AG(3・6) 秋月美乃 愛すみれ
      水端佳英 雪城亜衣 まどか美路 AG 美咲あゆむ AG(2・3) 花吹愛 AG(2)
      夕凪千穂 桜れいか   千花実世 ゆうき梨沙 AG(2) 夢乃真稀  
      八汐萌 AG(3)                

EP:PART1第八景でのエイト・ピーチェス出演者の略
FC:PART2第ニ景でのファイブ・コメッツ出演者の略
AG(2):PART1第二景でのアトミック・ガールズ出演者の略
AG(3):PART1第三景でのアトミック・ガールズ出演者の略
AG(6):PART2第六景でのアトミック・ガールズ出演者の略
AG:上記三景とも出演
CR:PART2第六景でのクリスタルズ出演者の略

     音楽振付
PART1      
   第一景 獅子と胡蝶 堅田啓輝西崎真由美
   第二景 ザ・スワン 山口順一郎新井重美
   第三景 チャールストン・エイジ 宮川泰新井重美
    憧れのバレリーナ   
    チャップリンズ   
    アトミック・チャールストン   
 第四景 タッチ・イン・ラテン 植原路雄松見登
   第五景 ら・くんぱるしーた 荒木圭男西崎真由美
   第六景 風変わりなダンス 美野春樹松見登
   第七景 ノバ・エスペランサ 植原路雄篠井世津子
   第八景 ラ・バンバ 植原路雄松見登
   第九景 シンフォニック・琉球 荒木圭男西崎真由美
       
       
       
       
   第十景 シンフォニック・琉球 荒木圭男西崎真由美
     祭(A)   
     祭(B)   
     祭(C)   
PART2      
   第一景 ダンス・カルメン 中村八大松見登
   第二景 カンフー・ダンス 羽田健太郎篠井世津子
   第三景 シング・シング・シング 植原路雄松見登
   第四景 羽根飾りの歌 林一新井重美
   第五景 ビギン・ザ・ビギン 中村八大松見登
    そよ風と私   
    B・Cビギン・ザ・ビギン   
   第六景 ラ・クカラチャ 植原路雄新井重美
    エル・クンバンチェロ   
    コミック・ダンス・ラ・クカラチャ   
    アトミック・ラ・クカラチャ   
   第七景 ボレロ 庄司八郎西崎真由美
   第八景 アイ・ラブ・パリ(A) 山口順一郎新井重美
    アイ・ラブ・パリ   
    モンマルトル   
    ムーラン・ルージュの歌   
   第九景 アイ・ラブ・パリ(B) 山口順一郎新井重美
     フレンチ・カンカン   
   第十景 アイ・ラブ・パリ(C) 山口順一郎新井重美
    モンマルトルの丘   
    パリの恋人   


「桜の園」のテーマ曲にのって、昭和五十八年の作品「綾乱舞」で開幕した。
二部構成で一、二部にラインダンスを配し、エイト・ピーチェス、
ファイブ・コメッツ、クリスタルらがSKDのラインダンスの醍醐味を
満喫させてくれた。
第一部は国際劇場で好評の「タッチ・イン・ラテン」、
ラテンを踊る日本舞踊「ら・くんぱるしーた」。
第二部は「ボレロ。「ビギン・ザ・ビギン」、「アイ・ラブ・パリ」など、
レビューの楽しさを大がかりに華麗に見せていた。

総出演者七十六人。最終日、最終回。満員の客席は花束持参のファンで
埋まっていた。終演がしだいに近づきかけ声も一段と高まっていく。
舞台と客席がひと呼吸ごとに異常な興奮に包まれていった。
フィナーレの団歌「さくら咲く国」の全員による大合唱は、
客席のファンも口を合わせ目を潤ませれば、舞台では頬を流れる涙を
拭うことも忘れた団員、嗚咽があちこちからあがった。
舞台に掛け寄り花束を手渡そうと大混乱、カーテンコールは二度、三度と続いた。
さようならSKDレビュー。二月二十五日(日)午後二時二十八分、
厚生年金会館の緞帳が下りた。
「東京踊り」の終演であり、松竹歌劇団(SKD)のレビュー六十二年の
最後の幕切れであった。
(菅原みどり著「夢のレビュー史」より)

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