天空の城ラピュタ

Act. 4 城をめぐる戦い


この曲の原曲は、サウンドトラックでは「ロボット兵(復活〜救出)」とタイトルがついています。
シータが政府軍に捕らわれ、パズーと海賊たちが救出に向かう
映画前半のクライマックスに当たる部分ですね。
ティディスの要塞(政府軍の基地)を表した不気味な感じのメロディーと、
フラップター(ドーラ一家の空を飛ぶハエのようなあの乗り物)を表したメロディーが
交互に表れ、まさに戦いを表した曲になっています。

Act. 4 にどの曲を使うかは、最後の最後まで決まりませんでした。
言ってみれば、ラピュタステージのメインにあたる曲。
元々ラピュタの曲にはメインとして使えそうな曲も少なく、
考えられるとしたら、この曲のように吹奏楽には難しいだろってものくらい。
この曲にするべきか、他をあたるべきか決めあぐねていたところ、
某同期がひとこと、


「でもこれができたらかっこいいよね。」


そのひとことで即決!!


"Act. 4 城をめぐる戦い"とし、映画のクライマックスである
ラピュタ内でくりひろげられる戦いを表しました。
でもやっぱり難しかった……。みんなもいっぱいいっぱいでした。
アレンジも5曲の中じゃ一番不満足です。(ごめんねメインなのに。)


途中で出てくるトランペットとトロンボーンのファンファーレは、
あの有名(?)な「40秒で仕度しな!」の後に流れるものです。
まさしく出陣のファンファーレってわけです。ぜひ使いたかった。
今度映画見たら聞いてみてください。

最後の方は、春王のパクリの不協和音で「バルス」を、
(あそこで拍手がくるとは思わなかった……。ガードソロが長すぎたかな?)
その後に再びAct. 1と同じ曲で空へ昇っていく「ラピュタ」を表して、
映画と同じ進行にしました。
最後の「ラピュタ」はAct. 1とちょっと変えて、グランディオーソっぽくしたんです。
感じ出てたかな?




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(東野公彦 / 15才 / 男性)