始めに

2010年4月
とある深夜アニメが始まった
その名は「四畳半神話大系」

元々はアジカン主題歌
それだけに興味を持ち見始めたハズなのだけど
第1話を見た時、この作品にがっつりハマり
「楽しい楽しい」とツイッターやミクシ日記で踊り狂っていた
すると友人から「自分はいまいち楽しくないのだけど
俺の感想見てると楽しいので是非1話ずつの感想を書いてくれ」と頼まれた

そんなワケわけ
1話ずつ端的に感想を書いて行くと言うコンセプトで始めたのだけど
自分は四畳半が好き過ぎるので
あっという間に端的どころか内容を追いつつ感想という
とてつもない分量になってしまった

7話に至っては一度下書きで書いたものがソレまで以上に長くなった為
それまで書いたものを1度全て破棄して短く書き直したほど

結局すぐ終るハズだった感想シリーズ
「大四畳半神話大系」は途中個人的なトラブルも含めると
書き終えるまで足掛け3ヶ月もかかってしまった

そんなわけで以下はソレを全て纏めたものですので
ほんと馬鹿みたいな分量あります

ソレを覚悟した上で読んでもいいよという方は
読んでみてください・・・ではスタート


大四畳半神話大系 一畳目

タイトルちょっと松本零士風味
これつけるだけで部屋にサルマタケとか群生してそうw

と言うわけで四畳半神話大系の総感想

最初にこの作品を知ったのは
OPをアジカンが担当すると言う事をアジカンHPで見たこと
それが全ての始まり

アジカン新曲聴きたさにTVの前にスタンバイ

いきなり本編?スタート
始まった途端息もつかせぬマシンガンナレーション
最初こそ何じゃこりゃと思ったものの
良くも悪くもダラダラ見れてしまいがちなアニメでなく
しっかり目と耳を画面に集中しないと理解できなそうな感じに惹かれる

そして出てきた師匠こと野原ヒロシ!
ヒロシキター!!

ヒロシの声に聞き惚れているとOP開始、ホーン系の楽曲
実写を元にしたアパートをぐんぐん突き進む映像
曲と相まって良い感じだ、楽曲の第一印象◎

改めて本編開始
主人公である私がサークルを選ぶ所から全てが始まる
あっという間にダメな方へ落ちて行き小津登場
小津の印象は妙な奴

そしてついに居酒屋にて明石さん登場!
しかしこの時点では自分あまり理解せず・・・普通にスルー

ピーンと来たのは古本市の話になってから
ココで明石さんの魅力に気がつくと共に
この声って坂本 真綾じゃねーかと気が付く
自分は声フェチでではあるけど声優さんは声ありきなので
本人の情報がついてくるのはその後
それにしても蛾のシーンの「ぎにゃああぁぁぁ」は良かった

そんなこんなで物語りはクライマックス
賀茂大橋のシーン
臆病な私は結局明石さんとロクに喋る事が出来ない
自分に言い訳をして誤魔化そうとする

するとソコへ何故か女装をした小津登場
複数の人物の怨みを買っている模様
そして欄干から河へ落下
私も小津の仲間と勘違いされ吊るし上げられそして落下!

河へと落ち行く間、自分の大学入学のサークル選びを後悔
もしあの時へ戻れたら!!

と言う所で時計逆回転からの巻き戻しでEDへ

ここで、なるほどこの話しはサウンドノベル的に
あの時別の選択肢を選んでいたならと言う感じで
次はまた別の選択の話で
全ての最後にまたココのシーンに繋がるんだなと理解

見事に次回が楽しみになる

1回目は明石さんとヒロシに持っていかれ気がつけなかったけど
後に重要となる小津の名台詞「僕なりの愛ですよ」もでてるんだよな
占いオババも登場するがまだ普通


2話目
次に私が選ぶは「映画サークル」
ココで1話目に小津を追っていた一人が判明
サークルの会長城ヶ崎先輩

2話目の印象派おっぱいとかおりさん
2度目の占いおばば値段が千円上がっとるw
2度目の明石さんと蛾と「ぎにゃぁぁぁ」
ここらでこの作品のお約束を理解し始める

本当は1話目からカステラが出ていて今回も出ているのだけど
気に留めていなかった
2話目終了


3話目「サイクリング同好会」
お約束を楽しみながら、ストーリも追う
どうやら小津は私と同じダメ人間仲間かと思いきや
結構裏で暗躍してるのだと分かる

しかしどう見ても明石さんは私に好意を持っている羨ましいw
後サイクリング同好会の部長がどう見ても「アジカン後藤」or「ロッチ中岡」w


・うわ日記1回分で収めようと思ったけど時間がないというわけで分割で載せます



・大四畳半神話大系 二畳目

2畳目

前回の日記から随分間が開いてしまったけど
何事もなかったかのように四畳半総感想続きー

4話目「代理代理戦争」
感想を書こうとしたけどあまり覚えてない事に気がつく

師匠メインの回
私が師匠に頼まれ「伝説のたわし」を買う為走り回る
途中明石さんと出合って一緒に探す事になるのが羨ましい

んで結局長い間続く不毛な「代理代理戦争」に私は否応なしに巻き込まれていく
しかし他の回から比べるてみると
それ程までに後悔して過去に戻る必要はないのではないかとも思う

あーでも残りの学生生活を小津との下らない攻防で消費するのはキツイか・・・

ちなみにこの回の最大の見所はやはりヒロシの歌であろう
無駄に凝ってる背景といいヒロシファンにはたまらない出来だw


5話目「ほんわか」
ほのぼの野球サークルに入ったらソコは怪しい健康食品を売る団体の末端だった
というホントにありそうで妙に恐い話

ちょっと調べたら実際に大学のサークルには
そんな感じの事があるらしいと知りちょっと笑えない

それとは全く関係はないがコレまで楽しくこの番組を見ていたのだけど
この回で始めてちょっとダレてあんま面白くないなぁと思った

しかし実はこの回こそ物語り全体から見ると大事で
後への伏線が結構含まれているのが分かったのはその後の事である

ここでもやはり小津がなにやら暗躍していて何故か女装で私を助ける
そういや1話目ラストで女装だったな・・・小津

この話し位から自分は単なる妙な人物「小津」が気になり始める


・今改めてこの回を見直したのだけど全て見た後だと
ホント後の為の色々な事が紛れていて驚く



・大四畳半神話大系 3畳目-1

3畳目

6話目「英会話サークル」
俺的通称は「羽貫さんルート」

「私」がいきなり3角関係らしき状態で悩んでいる
しかもモノローグで謎の相手との言い合い
誰を選ぶのか?「ならば!」そしてOPへ、相変わらずOPへの導入が良い

いつものように1回生でのサークル選びからスタート
しかし今回はいつもと様子が違う
1つのサークルを選び失敗するよりリスクを減らす為3サークル同時参加w

なるほど今回からの3話では3部作形式かと理解
そしてそれぞれの選択で最終的に失敗すると・・・w

英会話サークルにての「私」
ここまで見て分かったけど「私」がサークル入る理由は色々御託を並べる物の
最終目的は理想の「黒髪の乙女」と良い仲になる事なんだなw

でも結局はココでも最初こそは希望に満ち溢れてるけど
上手い具合に馴染めず英語もあまり喋れず陰々滅々とする「私」

そんな「私」とは別に文法はメチャクチャだけど自身のセクハラ体験を交え
ソウルトークで周りを魅了している女性が歯科衛生士の「羽貫」さん

そんな全くあわなそうな二人だけど共通の知人「小津」
そのおかげで羽貫さんと徐々に親しくなる「私」
その内サークル後に一緒にお茶する程度の仲になる

ちなみに羽貫さんは何話か前にちょろっと出演してるのだけど
その時は自分は全くノーマーク・・・見落としてんよw

羽貫さんとのお茶で小津の話題になるのだけど
ここで羽貫さんから衝撃発言、で小津に彼女発覚
まさかの小津リア充確定!

まぁコレはコレとして本編
自室へ戻る私するとソコには2話で出ていた城ヶ崎先輩 のラブドールが!
どうやらひょんな事から「私」の手元にいるらしいのだけど表現が「同棲」w
しかしあくまでプラトニックな関係らしく高尚な趣味だそうだ

ラブドールに話しかける「私」・・・と思いきやどうやら手紙を書いてるようだ
どうやらあるきっかけから2年間の文通相手がいるらしい
文通の内容はダメな方にありがちな実際会わない事から
あることないこと書きまくりで最早手の施しようがない状態

そうこれが冒頭に繋がる三角関係なのだ、しかし「私」は幸せそう

ある日サークルに出るとどうやら羽貫さんに元気がない
仲の良い人しか誘わないという酒に誘われる私
しかし頭の中にかおりさんと文通相手がちらつきつい断ってしまう

部屋に帰る私、ココで羽貫さんを断った理由が明かされる
どうやらかおりさんとは今日でお別れで誰かが引き取りに来る
さらに文通相手の景子さんから会いたいとの手紙が

突然降りかかる私にとって究極の3択
一体どれを選べばいいのか?

ココで毎話毎話のお約束である占い師のバーさんのトコへ
相変わらず、結局「好機は目の前にぶら下がっている」とだけ言われ
1話千円づつ値上げしている占い料金6千円をぼられるw

結局私が選んだのは「羽貫さん」
最近ちょいちょい弱いところを見せていた彼女
下手すると自暴自棄になりセクハラ医師の手に落ちるのでは?
そんな彼女を救うべくは「私」!と羽貫さんが飲んでいそうな場所へ向かう
ていうか「私」脳内でエロタワーと化した京都タワーへ向かう


・・・ってなんか異常に長くなったな今回
なんでこんな詳細に書いてるんだ俺?時間がないので一度あげます
運搬仕事に行かねばならないので続きは後程ー


再開

私が現場に着くとソコにはセクハラ医師ではなく城ヶ崎先輩がいる
しかし何故かそのまま城ヶ崎先輩との呑み比べ合戦が展開
徐々に酔う「私」徐々に酔う「城ヶ崎先輩」何故か一緒に飲んでいる「羽貫さん」
更に酔っていく「私」更に酔っていく「城ヶ崎先輩」まだまだいける「羽貫さん」
かなりぐでんぐでんな「私」かなりぐでんぐでんな「城ヶ崎先輩」変わらない「羽貫さん」
意識が朦朧としてくる「私」意識が朦朧としてくる「城ヶ崎先輩」全く普通な「羽貫さん」
限界が近い「私」限界が近い「城ヶ崎先輩」面白がって煽る「羽貫さん」
長い勝負についに決着が・・・私が「もうだめだ」と言いかけたその時
土気色になって倒れる「城ヶ崎先輩」、なんとか「私」が勝ったらしい

べろべろになりながら「羽貫さん」を諭す「私」だがどうやら「私」が暴走しただけで
普通に知り合いの「城ヶ崎先輩」と呑んでいただけとの事
しかし「私」が来た事に上機嫌な「羽貫さん」は「もう一軒」と「私」を連れ出す
そのまま何件も何件ものはしごにつき合わされる私

流石に酒に強い「羽貫さん」も酔いつぶれてしまいタクシーで送る事にする
車内にて住所を尋ねる「私」に学生証を見せる羽貫さん
そして次に彼女の口から出た言葉は「カステラあげるから添い寝して」

タクシーはマンションの前に付く、「私」に寄りかかりながら歩く「羽貫さん」
暗証番号を押してマンション内へ入る二人
ココで冒頭にもあった謎の声がテンション高く喋り始める
エレベーターのシーン、突如出てくる謎のかーボーイと馬
そこに入る私のモノローグでこの謎が解明される
カウボーイの名は「ジョニー」どうやらもう一人の私
「私」の息子・・・要は「ちんこ」w・・・表現を柔らかくすると性欲を具現したモノらしい

今まで虚しい思いをしてきたジョニーだがこの千載一遇のチャンスにテンション上がりまくり
本体となる「私」に高らかに告げる「今夜決めようぜ!」
私の返答は「文明人としての誇りを保つ!」
要は理性と欲望の戦いなわけで初戦は理性勝利

部屋の前に着き鍵を探す「羽貫さん」
その動きで「私」への密着度は増す、理性ちょい揺らぐ
鍵を見つけ鍵穴に挿そうとするも酔っていて手がおぼつか無い為入らない
そのまんまの様子を声に出す「羽貫さん」
「あれぇ入らない」「あぁんもう」「あ、入った♪」
ジョニーのテンション最高潮

ドアを開けると同時にしばしの沈黙
羽貫さんから「ハーブティー飲んでいかない?」
迷った挙句「いや・・・わたしは・・・」と断ろうとした時
今度はジョニーの反撃「喜んでー!」という事で2戦目は欲望勝利

リビングで立ち尽くす「私」
すると画面が私の脳内に変わる
そこでは人として体面を守る為の脳会議が行なわれているのだが
その後ろをテンション高く馬で走り回るジョニーw

ソファに座る私、「お湯が沸くまで」と隣に座る「羽貫さん」
ゆっくりと沸き始めるポット(ケトル?)
ソファの端に寄る「私」、少しずつ間を詰める「羽貫さん」
「私」に寄りかかり「手相見せて」と手を取る「羽貫さん」
緊張しまくりの私、逆にジョニーはテンション高く「ガバっと行けー!」
「歯茎マッサージしてあげるから口の中見せて」と「羽貫さん」
緊張の為に顔が強張る「私」
それをからかいながら更に密着してくる「羽貫さん」
ポットのお湯は大分沸いてきた模様
再び私の脳内会議へと場面は移る
大混乱の脳内で前頭葉が冷静に現在の状況を確かめる
扁桃体がコレに答えるのだけどこの扁桃体の形がまんまちんこw
それはまぁいいとして
今の「私」は「羽貫さん」のおっぱい感触に完全に掌握されていて
今にも理性が完全敗北寸前な状態
しかし変に生真面目な「私」はこの状況でそれに至る事は
私の誇りが許さないらしいく弱りきった理性で踏ん張る
ポットはかなり湧いている・・・

口の中に羽貫さんの指が侵入してくる
私の上に覆いかぶさり指で口内を舐(ねぶ)る羽貫さん
ジョニーはおかしくなる一方w
ポットは既に沸騰している

「奥がいいの?」「ここ気持ちいい?」とさらに口内を舐る「羽貫さん」
ポットはもう沸騰し過ぎで真っ赤
脳内は謎の「なしくずし汁」wで大洪水、ジョニーは昇天寸前
指で口内を触るのをやめた「羽貫さん」今度は顔を舐め始める
ジョニーはもうトンネルの出口寸前!このまま理性は欲望に負けるのか?

とここで「なしくずし汁」に満たされた脳内で高台に非難していた謎の部位
そいつがコンピューターで現状の打開策をみつける
ゴキブリ発見と嘘つき羽貫さんの気を一瞬そらしその隙にトイレに緊急避難!

なんとかトイレに非難した「私」
頑丈な扉で閉じ込められたジョニーが訴える「今こそ好機じゃねーか!」
「私」は残った理性を奮い立たせ答える
「一時の欲望に流されて文明人と言えるか?」
「女性が酒でフワフワしてるのに乗じて誇りが保てるか?」

・ちなみに京都タワーで呑み比べに勝ってからここまで
実際の放送時間では4〜5分
それを何ダラダラと書いているんだ俺は(汗

改めて冷静になり考える「私」ここで冒頭のシーンへと繋がる
選ぶべきは羽貫さんか?かおりさんか?景子さんか?

ふとここで「私」は思い出す
以前お茶していた時に「羽貫さん」がこぼした好きな相手
それはコレまでの状況を察するに「私」のことではないのか?

ジョニーを閉ざしていた重い扉が徐々に開き隙間から光が差し込んでくる
喜びに打ち震えるジョニー・・・
とココでふいに小津の顔がちらつき以前呑んだ時の偉そうにした会話を思い出す
「好きでもない相手を欲望のみで求めるなど言語道断!」
と同時に開きかけたジョニーの扉は更に頑丈な鉄の扉へと姿を変える
ジョニーは訴える、私は諭す、激し言葉のい攻防が繰り広げられる
暫くした後ジョニーは何とか「私」の思いを理解してくれたようでおとなしくなる

ところでこのジョニーの声ってグレンラガンのヴィラルの声の人だw
今これ書いてて見えるのはカウボーイより獣人の兄ちゃんの絵が浮かぶw
そういやグレンでヴィラルの事を公務王と呼ぶ人がいて何故だと思っていたのだけど
あれは中の人が勇者王シリーズをやっていたからなんだってね
当時意味が分からず不思議に思った、閑話休題終了。

気がつくと眠っていた「私」恐る恐るトイレのドアを開ける
ソコに立っていたのはやはり「羽貫さん」
良くみると小津みたいな顔をした羽貫さん
ていうか小津であった
小津「なにしてまんの?」

小津は羽貫さんに呼び出されたらしい
小津曰く羽貫さんは酒に酔うと理性が緩くなり人の顔を舐める癖があり
そんな訳で普段付き合いの浅い人と飲むのは避けていたのだけど
今日はつい度が過ぎたので出来ればこの事は水に流して欲しいとの事
当人羽貫さんは私がトイレに篭城してしまったので
現在コンビニのトイレで報いを受けてるらしい

部屋に戻る私
ソコに「かおりさん」はいなく、いた場所には回収の折とお礼のカステラが
景子さんからは「もう待てません」との手紙が
私は目の前のチャンスを全て逃した事になる

しかし「コレで良いのだ」とジョニーへと言い聞かせる
「かろうじて理性を保ち貞操を守った」
「男と女が靴ヒモのように結ばれてたまるか」
「恋愛すごろくの最初に戻っただけだ」
「カステラがタダで手に入っただけもうけもんだ」
あくまでジョニーへと言い聞かせる「私」
言い聞かせながら積んである雑誌に手を伸ばす「コレで我慢しろ」

・・
・・・
ガバッと起きる「私」!
「しかしもう一度人生をやり直せるならば
やり直すことはやぶさかではない
せめて数時間前からでも!」

そして時計は逆回転EDへ

今回は何と言ってもジョニーとの掛け合い
実際掛け合いの内容はくだらないけど
男としては分からんでもないので面白い
自分がこんな状況に置かれた場合あっさりジョニーが勝つと思うけどw

あとやっぱ羽貫さんとのシーンはえろい
映像的にはギャグ風味でなるべくリアルエロを感じさせないようにしてるが
それでもじゅうぶんにエロいですなぁw

あー、自分でも予想だにしない長さになったけど何とか書ききった・・・ふぅ



・大四畳半神話大系 3畳目-2

7話目「ヒーローショー同好会」
自分的通称「かおりさんルート」

ヒーロー同好会に入る私
着ぐるみもちぐまんイベントに出る私
子供に混じって観覧に来ている明石さん!

久し振りの明石さんキター!でも今回の出番ほぼココのみ(泣
輩に絡まれてる明石さん助けに行くも逆にぼっこぼこw

機転を利かせた司会のおねーさんが煽りで子供に火をつけ
もちぐまんの決め台詞「改心しろ」の大合唱で追い払う

楽屋にて怪しい手紙を貰う私
翌日学食に行くと怪しい男に仕事を頼まれる
その正体は城ヶ崎先輩で仕事はラブドールかおりさんの護衛

最初はかおりさんを奇妙に思うも
日々接してる内に情がうつって行く「私」
ある意味順調に病んで行く「私」w

途中小津との会話シーンがあるのだけど
これまで「ラブドール」と言われていて
流石に「ダッチ」は放送厳しいのかな?と思ってたのだけど
小津があっさり「ダッチワイフ」発言して笑ったw

その後、前回の羽貫さんルートまたに入りかけるも
今回はかおりさんルートを選択し無事帰還

完全にかおりさんに感情移入した「私」はかおりさんを連れ逃亡
雨をしのぐ為に橋の欄干の下へ避難
そこへ突然高速移動式占いおばば登場
勝手に占いいつもと同じセリフを吐き財布から7千奪い
ありえない速度で去るおばばw

その後、妄想爆発した「私」がついに「かおりさん」に手をかけようとしたその時
チャリンコで登場した城ヶ崎先輩登場!と同時に私へドロップキック
吹っ飛ぶ私へ吐いた言葉が「この変体野郎!!」
多分ここで見てた人皆が思ったね「お前が言うな!」w

雨に濡れ地面に伏した「私」
ここで文通相手「景子さん」を選んでいたらと後悔しED
というわけで次回はこの3部作ラストとなる景子さんルート

多分「景子さん」の正体は私をからかう小津だろう
もしくはまさか(ある意味正当)の明石さんか!?楽しみだ



8話目「読書サークル」
自分的通称「景子さんルート」

物語の始まりがコレまでの2話と違い
何故か変に美形化された「私」が「もて過ぎて困っちゃう」と語ってからのスタート
と思いきややっぱり羽貫さん宅のトイレで悩んでいる
そして今回選んだのは文通相手の景子さん

読書サークルに入った私最終的に望むのはやはり「黒髪の乙女」
しかし読書サークルでの出会いは全くない

ある日小津から押し付けられた小説
中古で買ったらしいその小説の後ろに元の持ち主であろう女性の住所が書いてあった
ちなみにこの小説の表紙の画はこのアニメの原作者の別作品が使われているのだけど
「私」「小津」と共にボロカスな言い様で笑った
綺麗な筆跡に何となく惹かれる「私」
兼ねてから文通に密かに憧れていた「私」はある日話しの流れで小津にその事を告げる
案の定散々冷やかされ変態呼ばわりされるのだけど最後に吐いた台詞がまた良い感じ
「この桃色筆まめ野郎♪」

確かに小津の言う通りいきなり手紙を送るのは変態的と考える「私」
内容から変態が匂い立たない様に推敲に推考し手紙を書く
すると奇跡的に彼女から返事が来た、そして文通が始まる

最初は普通にやり取りしていたのだけど
文通を重ねる内に少しづつ内容を誇張していく「私」

ある日羽貫さんとお茶してる時に小津の話になり
普段秘密主義な小津について聞く
小津はどうやら親が金持ちで結構良いマンションに住んでるらしい

見ている側にも毎週少しづつ小津の情報が提供されるわけだが
始まった当初は「私」と同じダメな部類と思っていた「小津」だが
ここまで来ると嫌が応にもリア充感がぷんぷんする

文通を始めるに当たって「私」は相手と合わないを鉄の掟としてきた
しかし一度だけ魔が差して彼女の住所へ尋ねてしまったことがある
そこで偶然「明石さん」に出会い一目散に退散する
幸いもちぐまんの着ぐるみを着ていたのでばれる事はなかった

この展開、やはり「景子さん」の正体は「明石さん」か?
しかし理由は?第一本自体は小津から渡された物だったな・・・

そんな中、ある日突然「景子さん」から合いたいとの手紙がくる
しかしコレまで手紙のやり取りで誇張し過ぎ
今の「私」と違いすぎるこの状態ではとても合えるわけもない

とここで前2話と同じ展開そして冒頭のシーン
結局「景子さん」を選ぶ「私」

待ち合わせ場所に急ぐも既に店は閉店
とここでジョニーから「家に奇襲だー!」とアドバイス
しかし鉄の掟を主張する「私」
「最悪のルール違反ではないか、断じて出来ない!」力強く宣言

気が付くと彼女のマンションの前にいる「私」
「ルールとは破るモノだ」w

電信柱の影から彼女の部屋を確認
するとドアが開き彼女が出てくる!
以下その時の「私」のセリフそのまんま
「その時私が見た景子さんはとても不気味な顔をしていた
不摂生をしているらしく月の裏側から来たような顔をしている
他人の不幸を乞い願うような不吉な笑みを浮かべていて妖怪ぬらりひょんと言うべきだろう
まるでもう小津である・・・小津と瓜二つである、むしろ小津そのものである!小津本人である!!」

小津から文庫を渡された時からの日々が頭を駆け巡りその場で崩れ落ちる「私」
コレを見てやっぱ小津が「景子さん」かー
明石さんを匂わせていたのは罠だったのね、と自分は思った

小津との2年の文通と言う現実に崩れ落ちる「私」に誰かが声をかける
それは何と「明石さん」、私が振り向くと「騙していてごめんなさい」と頭を下げる
どうやらこの文通は小津と明石さんの共同作業らしい
最初こそ小津が面白がっていたのだけどその内飽きてしまい
後はソレを受け継ぐ形で明石さんが演じていたとの事

そのな話の中明石さんから突然「私先輩に助けられた事があるんです」と告白
それはあのもちぐまん着ぐるみヒーローショーの事なのだけど「私」は気が付いていなかった

何か良い雰囲気でそのまま話に花が咲く
ふと明石さんの鞄に目が行く、4色のもちぐまんストラップがぶら下がっている
「私」の視線に気が付いた明石さんが説明をする
「コレは5人組なのですが一匹無くしてしまって・・・」
その話を聞きヒーローショーの後に道端で拾い
今現在部屋の電気のヒモにぶら下げられているもちぐまんが明石さんのものと分かる
そして占いおばばの「好機は常に目の前にぶら下がっています」
この言葉が脳裏に浮かぶ

部屋に戻る「私」「良い雰囲気だったのに何故帰ってきた?」と私を責めるジョニー
「明石さんはもちぐまんが好きなだけだ」と返答

部屋には「かおりさん」回収の際に小津が置いて行ったカステラ
カステラを空けてナイフで切り分けていく
一切れ入れる度に小津の顔がちらつく・・・
段々とこの2年間の小津への怒りが沸騰していく
何だかんだと自分は小津の手の平で弄ばれているだけなのでは?
怒りをカステラにぶつけ貪り食っていると孤独感に襲われる
・・・とある雑誌へと手が伸びる

少し時間が経ち冷静になる私
「恋愛の表彰台は似合わない私はコレでいい・・・」
・・
・・・
「ワケがない!いかなる手を使ってでも表彰台に上りたい!」
とここで終了いつもの時計台の裏側からの映像
時計の逆回転でEDなのだけど、何故か小津の顔が被せてある


今回の見所はやはり
マンション前での「小津である!」コレに尽きる
後は「景子さん」の正体
小津か明石さんのどちらかと思っていたので
まさかの共闘とは思いつかなかった

ただ明石さんは小津の後輩で師匠の兄弟弟子という話はあったので
そこに考えが行けば予想は出来た筈か・・・無念



・大四畳半神話大系 3畳半

9話目「秘密機関」

コレまでとは違い、勝ち組な主人公
前回ラストの表彰台発言からの派生ルートか

全てを手に入れてるのだけど
この場合「明石さん」からの信頼を取りこぼしている

秘密機関「福猫飯店」にはいる私
この場所は中華料理店「福猫飯店」の地下にあるのだけど
こういうの見るとHxH最初のハンター試験の会場を思い出すなぁw

秘密機関「福猫飯店」のtop相島と言う男
コイツ思い出せば第1話で「小津」を追い詰めいていた男の一人だな
ここの仕事は「課題レポート偽造作成販売」「自転車撤去」等
コレまで幾度となく作品内で出てきたモノばかりでまさにに大学裏組織

成り上がりを夢見てこの組織へ所属する「私」
最初に配属されたのは「図書館警察」そして相棒は「小津」
仕事は単なる延滞図書の取立て
しかしココでも上手く立ち回ることが出来ず落ちこぼれる
逆に「小津」は持ち前の能力を生かし次々と出生して行き
終いには相島の片腕となるほどに・・・

次に配属されるは「課題レポート偽造作成販売」
ココでの仕事は出来たレポートの顧客販売
しかし河原で仕事中にカップルへ向けてのロケット花火乱射事件に巻き込まれ
レポートを燃やしてしまいコレまでにない大損害

「小津」の知り合いと言うことで極刑は免れるものの
「私」の仕事は端へ端へと向かっていく

そんなある日落ちこぼれとなった「私」へ委員長「相島」から直々に仕事を依頼される
ソレはとある新入生を相島に接近させると言うモノでその新入生は「明石さん」
「相島」の表の顔は映画サークル城ヶ崎先輩の太鼓持ちなのだけど
ソコに入ってきた新入生「明石さん」を気に入ったようだ

独特の雰囲気を持ち周りを近づけない「明石さん」
「私」もそれに呑まれるのだけど「相島」に脅され渋々近づく
その時、久し振りな「蛾」のパターンで卒倒する明石さん
介抱した「私」は何故か彼女と良い雰囲気に・・・それを影から覗く「相島」
嫉妬した「相島」により「自転車整理軍」へと左遷されてしまう

肉体労働な「自転車整理軍」はコレまで以上に「私」に合わない
飲み屋で「小津」に愚痴る「私」
「小津」曰く自分の天才的立ち回りでまだ「私」はこの程度で済んでいると言う
突然「小津」の携帯へ着信、冗談言いつつ席を離れる
電話の内容はどうやら相手が小津に対し無理難題を言っている模様

突然のミッション
明石さんから尊敬を得る為に城ヶ崎先輩を貶める作戦
先輩の大切にしている「かおりさん」を拉致し脅迫するというモノ
「相島」と共に部屋に乗り込むも自分の正義感によりその場から逃亡してしまう
妄想でもあるけどココで相島をぶっ飛ばせないのが「私」だなぁ・・・

「相島」の追撃に怯え1週間過ごすも何の音沙汰もない
怯えながら学校に行くと何と「相島」は数々のスキャンダルで失脚したと知る

誰かに呼び出されたのか講堂に入る私
そこには「福猫飯店」のトップになった「小津」がいた
どうやら相島の失脚は「小津」の仕業らしい、ここに小津政権樹立となった

「小津」の力で幹部になった「私」は「自転車整理軍総長」の座を手に入れる
欲と金にまみれ分かりやすく堕ちていく「私」話しは冒頭へと繋がる

ある日「私」の部屋へ師匠(ヒロシ)がやってくる
2年間に及ぶ返却を遅延した「海底2万マイル」を読み終えたとの事
そしてコレを期に旅に出ようということだった
河原にて師匠(ヒロシ)と会話

自分は今、全てを手に入れたが何か違う
私が選択すべきは別の可能性だったのでは・・・?

師匠に色々諭されるも今一納得いかない顔で帰宅途中
「羽貫さん」に呼び止められ食事所へ
ビールを飲み酔っ払いながら「小津」への愚痴を吐いている

「羽貫さん」は「でも小津は実は純粋で彼女思い」と聞かされる
「小津に彼女!?ありえない」という「私」
1回生の時にテニスサークルで知り合った彼女
五山を見に行ったのだけど人込みで見れなかった彼女に対し
今年は五山を一度に見せると約束したらしい

ココで始めて知ったのだけど
五山と言うのは要は京都の大文字焼き
アレは「大文字焼き」のみが有名なので勘違いしやすいのだけど
5つの山でそれぞれ文字を焼くのが正式な事らしい

地上から五山全てを同時に見るのは無理らしい

とココで突然乱入してきた人影に拉致られる「私」
走る車内そこには「相島」がいた「相島」は言う

「小津」は福猫飯店を私的に利用していた
ほんわかの本部から飛行船を奪おうとしている
「小津」の彼女はほんわかの娘で飛行船でデートしようとしている

「小津」が今の地位を手に入れた理由、それは全て彼女の為だったのだ
コレまで「小津」と自分は同等だと思っていた「私」
同じに無意義で不毛な学生生活を暮らしてきたと思っていた
しかし「小津」はその中で精一杯暮らし彼女がいる
そして今回の行動から分かるようにアホ並の純愛・・・

「小津」と比べると今の自分はどうだと自問自答
そして結論が・・・
どうあがいても不毛ならば四畳半から一歩も出ないほうがマシだ
私の周りを壁が塞いでいくそして四畳半で膝を抱える「私」
時計の逆回転がないままEDへ・・・


・今回の話でコレまで謎だった「小津」の行動が明示された
4話目で何故小津があそこにいて「私」を助ける事が出来たのか
でもあの時女装だった理由がわからんな・・・?
城ヶ崎先輩がこれまで何に怯えていたのか
1話目で小津は何故追い詰められていたのか

そして時間の逆戻しのなかった今回
次回はどんな展開になるのか
このアニメ次回予告がないからリアルタイムで見てると余計に気になるんだよね
当時アニメでこれほど1週間が待ち遠しかったのは久しぶりだったなぁ



・大四畳半神話大系 4畳半

10,11話となる残り2話のうち
10話目書いてる現在でmixi日記up時間ギリギリ(23:55)だ

おかしい22時過ぎに書き始めたのに(汗

とまぁこんな状況なので第四畳半感想最後となる今回は
予定通り無駄に長くなります
いつも通り感想のハズがストーリーなぞってます

こうなるともう完全に自己満足です
自分の四畳半に対する好き度が異常です
この日記の為に見直してる何度目かのラスト2話でまた感動してます

自己満足満開なのでお楽しみにーとは言えないですけど
自分的に全力で書き綴ってます


10/01 4:51やっと書き終わった
気が付いたらこんな時間だよw

ほんと無駄に長いですよ、見る人は覚悟してw


10話目「無限四畳半」
そうそう、ずっと付けてるこの副題は正式な物ではなくあくまで自分的な副題です

前回通例であった巻き戻しがなくそのまま終った物語
開始即四畳半の素晴らしさを切々と語る私
しかしそれはどこか強がりを言ってるようにも思える

今まで大学入学と共にバラ色のキャンパスライフを夢見てサークル選びをしてきたが
今回は端からサークル選びはせずアパートに引きこもる私
曰く「バラ色のキャンパスライフなど夢幻の如く」と
2年間必要時以外ほぼ4畳半に引きこもる生活

自分の部屋の東西南北を壮大に語る私

そんなある日、尿意に目覚めトイレへ行く為に部屋を出ようと入口を開けると
ソコはまた四畳半であった・・・
驚愕とする私だが尿意は止まらない、台所のナベに手を出す私

事を追え、冷静になり現在の状況を整理する

今まで禄に外に出ようとしなかったのだ
今更慌てて外に出ようとしてどうなる?
腰を据えてどっしり構えていれば事は好転するのでは?
と現在の状況を受け入れ楽しもうとする私

といいつつカーテン開け隣を確認したりしている
全ての言動は自分を誤魔化す為の詭弁のように感じる
瞬く間に時間は過ぎていく、部屋にあるカステラで空腹を満たす

時たま挿入される「歯車の中を走るジョニー」はやっぱアレを表してるんだろうなw

部屋のドアから窓から天井から床下から外部に出ようとするも
ソコはまた同じ四畳半の部屋

それぞれの部屋には自分部屋と同じようにカステラと魚肉ソーセージがある
時間は過ぎていきそして時間間隔が少しづつ無くなっていく

このカステラは現在の状況になる数日前
アパートに謎のゴキブリ大発生
どうやらそれは上階に出入りしている小津なる人物が原因
お詫び状と共にカステラが置いてあった
その時は腹立ったものの今現在はおかげで食料にあり付け感謝する

食糧問題を解決した事によって安心する私
するとこの無限四畳半の生活も悪くないと思い始める
考えようによって私はこの世界で万物の創造主になれるのだ
この四畳半生活を楽しみきってやろう!

見ていてやはり強がりにしか見えない・・・

部屋で筋トレ、カステラ一気食い、コーヒーがぶ飲み
貯まっていた本を読みたいだけ読む
言葉通り四畳半生活を楽しむ私・・・
筋トレ中に気が付かず「楽しい楽しい」と呟く私

無限に続く四畳半世界の開拓者として雄雄しく生き延びる計画を練る
・魚肉ソーセージとカステラを使い多様な料理を作ろう
・キノコの計画的栽培事業に着手
・各四畳半を改造しアミューズメント施設を作り理想郷を作ろう!
希望は大きく膨らんでいく!という私の頬を涙が一筋伝っていく・・・

更に時は過ぎたのか無精ヒゲが生える
アルコールを飲みわめき散らす私
どうやら自分が声を出さなければ音がない世界に怯えているようだ
それまで人と関わるのを煩わしく思っていたいつの間にか人恋しくなっている

ドアを開け汚い部屋を出て汚い廊下を通り汚い便所脇を抜け汚い靴箱があり
このアパートから外に出れる当たり前の世界
いつでもその気になれば外に出れるからこその四畳半生活・・・

ある日この部屋を出て無限四畳半へと旅に出る決意をする私
明確な理由は提示されてないが扉を閉めた最初の部屋のドアには
「便所」の張り紙が貼ってる事で理由を察することは出来る

旅立った日は丁度この状態に巻き込まれ1週間目のこと

四畳半を抜けて四畳半を抜けて四畳半を抜けて四畳半を抜けて四畳半を抜けて
四畳半を抜けて四畳半を抜けて四畳半を抜けて四畳半を抜けて四畳半を抜けて
四畳半を抜けて四畳半を抜けて四畳半を抜けて四畳半を抜けて四畳半を抜けて
100程抜けた辺りでその日は力尽きそこで休憩
といってもいつもと同じ四畳半
たまたま部屋で見つけたボロイ財布の中に千円を見つける
そこである考えに到達する私、延々と同じ部屋の四畳半
隣の部屋にも多分同じ場所に財布があり千円が・・・
1部屋移動すれば?2部屋移動すれば?10部屋、100部屋、1000部屋移動すれば!?

新たな希望(野望?)に燃えた私は活力を取り戻し移動を再開
次々と部屋を移動し千円を手に入れる私
ある時ふと気が付くコレまで全く同じ四畳半と思っていたが
個々の部屋ごとに微妙に違いがあるらしい

ドアを開けるとソコは廊下だった!
・・・しかし夢だった

落胆する私だがふと気が付く
何故正式な移動手段(ドアや窓)を踏んでいたのか?
壁を壊せば普段彼女とイチャついてる留学生の部屋にいけるのでは?
考えると同時にパソコンのモニタを手に取り壁に投げつける
壁が壊れていく・・・ソコはやはり同じ四畳半であった・・・

自棄酒に溺れ奇行に走る私
そんな中一つの考えが浮かぶ
もしや私は既に死んでいるのでは?四畳半地獄に落ち苦行を強いられてるのでは?
思い出せば1200時間近く食事をしていない、日光を浴びていない・・・
新鮮な空気を吸っていない!人間と言葉を交わしてない!!

力任せに壁にぶつかっていく壊れる壁・・・
ソコはコレまでの部屋と見覚えのない謎の団体の看板があった

何故かコレまでも同じ私の四畳半でも細かい違いがあった
一瞬何かが私の頭の中でフラッシュバックする
そこで突然この世界の仕組みを理解する私
コレまで幾度となく通ってきた四畳半
それは私が選択した筈の幾つもの平行世界だった!!

今回「4畳半の部屋」の描写にやたらと実写取り込みが利用されている
最初手抜きかとも思ったが多分コレはアニメでの非現実感を表現してるんだな

いつの間にか髪はボサボサでヒゲも伸びた私
いつものように壁を壊し部屋を移動していた

その部屋には綺麗な人形が鎮座していた
机に散らばる写真には憧れの歯科衛生士「羽貫さん」と親しそうにしてる私
どうやら清楚な乙女と文通すらしているようだ

次の部屋の私
まるで二階に住む住人に弟子入りしたような自堕落な生活をしてるらしい
何かを悟った私は千円の詰ったリュックを置いていくことにした
「私にはもう必要ないものだ」
この台詞はこの世界から出ることを諦めたからなのか・・・

ここでその世界の私が部屋に帰ってきてリュックに気がつく
そう4話目で突然大金が入ってきた理由はコレなんだね、伏線回収

次の部屋の私、その次の部屋の私、また次の部屋の私
どの部屋の私もバラ色とまでは行かないまでも楽しそうに見える
私にもこんな選択が可能だったのであろうかと自問自答

各部屋で私に関わってると思われる良く知らない人達を何故か愛しく感じる
何故か昔から知っているようなそんな思いすら感じる
そんな事を考えていても誰も自分を馬鹿にしてくれさえしない
もしここにぬらりひょんのような悪友の一人でもいれば
いつものあの口調で完膚なきまで馬鹿にしてくれてるのに
・・・あの口調とはなんだったか?

孤独感に打ちひしがれ泣きながらカステラを貪り食う私
その視界の隅に何かが映る、振り返るとカーテンの隙間の向こう側に明らかに人影が!

恐る恐るカーテンを開けるとソコには黄色い服を着た私がいた
慌てて声をかけるも上手く舌が廻らず上手い言葉にならない
自分に気がついた向こう側の私
しかしまるで幽霊でも見るように驚いて物を投げつけてくる

・これで5話で出た謎の幽霊の伏線回収

そして壁をダンボールで塞がれてしまう
そうなるともう謎の障壁が出来て関わることが出来ないようだ

それでも助けを求めようとする私
しかし私は気がついていた
自分が行動する様々な要因で無数の選択肢が生まれる
そうなると必然的にこの無限四畳半は更に広がっていくのだ・・・果てはない・・・

心身ともにボロボロになった私は床に転がり天井をぼーっとみる
すると部屋の明かりに蛾が2匹飛び交っている
どうやら奴らはこの平行四畳半世界を行き来出来るらしい
恋に現を抜かすことも出来るし猥談だって出来る
それに引き換え自分は一人で猥談し一人で妄想する
しかしそれも最早続かない

ジョニーも歯車の中でぐったりしている
時間巻き戻しは・・・ない

そしてED


今回の見所はやはり声優が「私」役の浅沼晋太郎一人コレに尽きる
途中「占いオババ」や「小津」の台詞があるがそれも「浅沼」氏が演じている
オババは解ったけどEDのキャスト見るまで「小津」までもとは思わなかった小津の声似過ぎw
もう30分間「浅沼晋太郎」独壇場まさに「浅沼晋太郎」劇場だったねw

あとやはり外せないのがまさか1話から流れてるOPEDの映像
アレが共に最大のネタバレだったとはw


11話「四畳半終焉」

何故かロボットアニメ風味でスタート
絵がちょっとグレンラガン風味?
どうやら「私」の世間に対する理論武装を例えているようだ
敵となる雑魚多数がどう見ても「小津」w

しかし現在無限に続く四畳半での「私」は丸裸
そして叫ぶ「叶うならあの日へ時間を戻したい!」
ここでまさかの時間逆転!
そして普段のOPではなくED曲!?
最終回ならではの演出なのだけど間違える人がいないよう
途中にちょこちょこ「この後本編」の注意がw

そして本編
いつもならば時間は戻るのだけど今回は結局戻らず
「私」は果ての見えない四畳半を彷徨い続けている

客観的に見るとどの部屋の「私」も一見不毛に見えるも
大学生活を謳歌しているように思える

特に気になるのは各部屋の「私」を取り巻く人物達

「相島」と言う男はとある組織のトップだったが
何物かに嵌められ失脚したらしい・・・

記憶を辿ってみる
いつだったか私の部屋に顔を隠した「相島」が来たのを思い出す
どうやらとある妖怪のような「男」を捜しているらしかった
連想ゲームのようにキーワードを紡ぐ「相島」
「飛行船」「五山」「ほんわか」「小日向」
「小日向さん」は「私」の憧れの人物だったようで思い出しボーっとする「私」
さしたる答えもでそうにないと察したか去っていく「相島」

「樋口師匠」「羽貫さん」「城ヶ崎先輩」そして「猫ラーメン店主」は同回生らしい
それぞれの人物の事を考える
人というのは表面のみを見て早合点して蔑むのは勿体無いと思い直す「私」
思い直せばこれらの人物と係わりを持ち
過ごしていた「私」のキャンパスライフはなんと充実していたろうか

色々と思い返す
カステラと魚肉ソーセージのみの現在の食生活・・・
白米を食べたい、凍っていても良い・・・そして懐かしき屋台の「猫ラーメン」
食べたい時に猫ラーメンを食べられる極楽

そんな極楽を思い浮かべながら四畳半世界を旅する「私」
全ての平行世界で常に私に関わってるらしい「小津」と言う人物
情報通で人の恋路を邪魔しあちこちに修羅場の種を蒔く
「樋口師匠」「城ヶ崎先輩」それぞれに取り入り2重スパイを働く
「相島」の手先になりながら裏で暗躍し「相島」を貶めそして組織のトップに立つ
そして私にちょっかいをかけてくる

コレまでならこんな小津を見て嫌悪する「私」だが今回は何故か違う
「こんな男に出会っていれば私のキャンパスライフは楽しい事になっていたであろう」
そしてどうやらこの「小津」と言う人物は平行世界におけるたった一人の私の親友らしい・・・

壁を壊しながら四畳半を突き進む・・・とある部屋でスマートフォンを見つける
私の部屋に来た「小津」が忘れて行ったものらしい
戯れに弄ったがパスワードがかかっている
何となく小日向さんの名前を打ち込んだら解除された

ここで驚愕の事実発覚
なんと学園の花「小日向さん」は「小津」の彼女だった
憤慨する「私」、TVの前で俺も憤慨「小津」リア充過ぎるw

「小津」はほんわかが所有する飛行船の貸し出しを断られているようだ
いつか聞いた「羽貫さん」の台詞を思い出す
「五山の人混みで彼女が泣いちゃったんだって」

ココで五山送り火との説明が入るのだけどそれで初めて詳細を知った
盆地を囲む5つの山にそれぞれ文字焼きが点火されるんだって
大文字焼き自体が五山の一つなのね、へー

その文字を一度に地上から全て見るのは不可能なので
それで小津は飛行船を強奪し空から見る計画を立てたらしい
「・・・アホか」呟く私
「恐ろしいほどの純愛、肝の座ったアホである」
そしてそんな小津を思い「妖怪と見間違えるなんて余程心のネジくれ曲がった奴だ」

ふと思い出す・・・「相島」訪問時のやり取りを
「相島」は「小津」にハメられた仕返しをするつもりだと気がつく
慌ててスマートフォンで注意のメールを送ろうとするも後一歩で電池切れ
スマートフォンを壁に投げつける
冷静になってみればこの世界に「私」が迷い込んで2ヶ月
五山などとっくに終っている・・・

疲労困憊の「私」だがそれでも自分を騙して部屋を進んでいく
アレから更に何度も部屋を進みある部屋に辿り付いた
その部屋のドアには「便所」の張り紙が・・・

延々と部屋を通り過ぎ結局最初の場所へ辿り付いた
絶望に打ちひしがれ畳に仰向けになる私

天井を見つめそれぞれの自分を考え思いに至る
「不毛と思われた日常は何と豊穣な世界だったのか
ありもしないモノばかり夢見て自分の足下さえ見てなかったのだ・・・!」

等を思いながら電気からつるされたヒモの先に括られた人形に目が行く
思い出すのは1年前夏の下鴨納涼古本祭り
古本を漁っていたときに知り合ったバイトの「明石さん」
清算時に彼女の鞄に付いてた人形が気になり問いた所
普段城塞都市のような堅固の表情がほころんだのが印象的で
「私」はその時「明石さん」に惚れた

この「惚れた」発言もそうだけどリアルタイム見てた時はあんまり気にならなかったけど
冒頭にあったように今までの私の言動は理論武装だったり屁理屈が多かったが
この回は私の素直な気持ちが吐露されてることが多い

そしてその古本祭りの夜コインランドリーにて
何故か自分の洗濯物が入っていたハズの洗濯機を開けると
洗濯物は消えていて変わりに「明石さん」が無くしたと言うモチグマストラップがあった

いつか彼女に渡そうとソレを持ち帰った私は結局電灯のヒモにぶら下げたのだった
気が付くと立ち上がってモチグマ人形を見つめる私
占いオババの言葉を思い出す
「いつだって好機は目の前にぶら下がっています」
そうこのモチグマ人形を手に取り明石さんに渡せばいつでもきっかけが掴めた
しかしその一歩をコレまでの「私」は踏み出せずにいた
ゆっくりとモチグマストラップへと手が伸びていく
「今なら踏み出せる・・・何十歩でも!何百歩でも!!」
人形を掴む手・・・そして!

この台詞はあの果てない四畳半を旅してこその出る台詞だよなー
とリアルタイムで見てた時は感動して鳥肌立ったなぁ

人形を掴んだ途端、突然視界が真っ白になる
何処からともなく集まった蛾に囲まれたのだ
パニック状態で窓から逃げ出す「私」そして落下

顔をしたたか打ち付けるも一瞬気が遠くなるも
奇妙な音と光が聞こえ顔を上げる
ソコには建物と建物の隙間の向こうを電車が走っていた
駆け出す「私」路地を出るとどこかの家族が線香花火をしていた
通りは人が行き交っている、警備員が通行人へ注意をしている
五山の祭りの真っ只中らしい
ゆっくりと周りを見回す、そして深く息をする「私」
人々を見ながら大地を踏みしめゆっくりと歩き出す「私」
道行く人の格好が次々と変わっている事から察するに
まだあの世界から完全に抜けたわけではないようだ

橋に辿り付いた所で山の一つに大の文字が焼き上がる
一つの下流の橋の上空でヘリが飛び交っている
よく見ると誰か女装した人物が走っている

隣にいた人物から双眼鏡をかっぱらって覗く
その男は追い詰められ橋の欄干へと上る
よく見ると周りにも知った人物がちらほらいる
「羽貫さん」「城ヶ崎先輩」「相島」そして「明石さん」
自分と同じ世界に彼らがいる事に歓喜し涙ぐむ「私」
そして名前を叫ぶ

「小津ーーーーーー!!!」

・・・って「小津」かよ!「明石さん」じゃなくて!?
TV見てて思わず突っ込んだw

私の後ろから白い靄が迫ってくる
それを気にせず走り出す「私」
「小津」の名を呼びながら走ってる最中
「私」の服はコレまで所属していた色々なサークルの服に切り替わる
そして最後は今まで伸びたヒゲもボサボサの髪神も抜ける通常状態へ
そして何故か服も脱げ全裸へとw
とリアルタイムで見てた時は笑ったけど、よく考えれば
コレは私がやっと現実へと帰ってきたと言う事と
文字通り全て脱ぎ去って本当の自分をさらけ出すとの事なんだろうな

人々の間を抜け岸辺から橋の欄干へと
カリオストロのルパンもびっくりの大ジャンプ!
一気に小津の元へと辿り着く
驚く小津「あんた誰ですか!?」
返答する私「私だ小津!」
しかし分からない「小津」は「裸じゃないですか!?」
関係なしにまくし立てる私「身を挺してお前を守ってやる!」

あぁ、そうかこの作品のヒロインは明石さんじゃなくて小津だったのか・・・と理解w

突然の事に驚く小津の目に更に飛び込んできたモノ
ソレは大量の蛾の大群であった
蛾はその場にいた全ての人を包み込んだ
鳴り響く「明石さん」の驚愕の声

「私」と「小津」は河へと落下
橋脚に掴まり流されそうな「小津」の手を握る「私」
泣き言を言う「小津」
「足が折れてる、もうダメだ離してください!」
返答する「私」
「何があってもお前を離さんぞ!」
「何で僕にかまうんですか!?」
「私とお前はどす黒い糸で結ばれているのだ!」
あれ、この台詞は言うのが逆じゃね?w

その後「樋口師匠」の仲介もあってその場は収束
「小津」は「羽貫さん」に付き添われ救急車でその場を去る

「樋口師匠」に話しかけられる「私」
「師匠」に言う「私」
「一人で行っちゃいけません、羽貫さんは待ってます!」
「男気を見せてください!付いて来いって!」
コレまでの「私」なら思ってても絶対言えない言葉
師匠一言「貴君も面白い男だな」

河の岸辺で蛾の大群に襲われガクブルしてる「明石さん」
その手にそっとモチグマ人形を握らせる
ホッとすると同時にこちらを向く
「これは!?」
「かつて私が拾った物だ、確か君のじゃなかったかな?」
一話の時の「私」と同じとは思えない堂々っぷり

そして「明石さん」
「もしやあなたはネズミ色のボクサーパンツの持ち主では!?」
どうやら明石さんもコインランドリーでモチグマを洗った時
モチグマが消え男物の下着に変わっていたそうだ
「それ以来その下着の持ち主を探していました!」

こんな出会いがあるのなら俺もちょっとコインランドリーに服洗いに行こうかなw

答える主人公
「その下着私にぴったりと思いますぞ」
どんな「シンデレラ姫」的なセリフだよw

そしてそのまま何故か猫ラーメンへ誘う「私」
「何故だか私はその一言を待っていたような気がします」
あっさり了承する「明石さん」

場面は猫ラーメンへ
泣きながら麺を啜る「私」
「そんなに美味しいですか?」と聞きつつ
「まさにこの味は無類です」と語る明石さん

「成就した恋ほど語る価値がない」
と私のナレーションが入り物語はエピローグへ

「樋口師匠」は旅立ったらしい
「城ヶ崎先輩」は研究室を出て就職するとの事
二人が行なっていた代理代理戦争は「私」と「小津」に引き継がれた
「私」は到底あの四畳半に戻る気はなれず新しい部屋へと越した
ポストを見ると絵葉書が来ている
どうやら「師匠」は「羽貫さん」を連れて行ったらしい
エジプトにてピラミッドをバックにラクダに乗る二人の写真

「明石さん」と歩く「私」どこかに向かっているようだ
会話の内容は「小津」の事
この時カメラ位置は二人のバストショットなのだけど
某巨大掲示板で「絶対手を繋いでる」との書き込みがあって「そうかー」と思ったなw

場面は病院の一室へ小津の見舞いに来たらしい
慌てて携帯を隠す小津
話しは「小日向さん」の事へ追求する二人
焦り、照れる小津

窓の外見ると「相島一派」らしき奴らが見張っている
小津に問う「私」
「お前退院しても酷い目に合うんだろ」
「ほとぼりが冷めるまでどこかに逃げろ費用は俺が持つ」
疑う「小津」
「どういう魂胆か知らないけど僕は騙されないぞ」
更に話しかける「私」
「お前も人を信じる心を持て〜中略〜そうしろお前の為だ♪」
愕然として私に問う「小津」

私の返答は・・・

「俺なりの愛だ」
そう答える私の顔は妖怪のようだった

小津
「そんな汚い物いりません〜!」

そしてED「迷子犬と雨のビート」


もうこのEDへの入り方が良すぎ

この最終回の逆転は最初の頃の「小津」と「私」の立場が
物語のラストになって逆転してるのとかけてるんだな


あー長くなったけど全部書ききった

最後はやっぱこの詞で締めくくりでしょ
四畳半神話大系の全てを見事に表現してると思う


僕たちの現在を繰り返すことだらけでも
そう いつか君と出会おう
そんな日、思って日々をゆこう







おまけ

・四畳半感想 7話目ディレクターズカット版

7話目「ヒーローショー同好会」
自分的通称「かおりさんルート」

冒頭は前回とほぼ変わらず「羽貫さん」家トイレにて悩む「私」
しかし今回は「私はかおりさんを選ぶ!」と分かりやすく宣言し
トイレから飛び出し羽貫さん宅から退散していく
ジョニーが「何で!?」と叫んだ所でOP

今回選ぶサークルは「ヒーローショー同好会」
選んだ理由の最後はまたなんやかんやで黒髪の乙女と出会えるかも

デパートの屋上らしきイベントスペースで
もちぐまんというキャラの着ぐるみヒーローショーをしている「私」
ソコには子供に混じって観覧する「明石さん」が!
久し振りの明石さんキター!!
ショーが終わり皆でテーマソング合唱
ふと見ると「明石さん」が妙な輩に絡まれている

気がついて助けに行く「私」見た目はもちぐまん
しかしあっさり返り討ちに会う「私」
それを発見した司会のおねーさんは機転を利かせか天然か
「おねーさんをかどわかそうとした悪者達ねー」
「さー皆で改心させよう♪」と子供達を煽る
どうやらもちぐまんの決め台詞は「改心しろ」
輩二人に向かって一斉に「改心しろ」と合唱する子供達
・・・て言うかコレ普通にやられたら不気味だよなw

そんなわけで輩もその異様な雰囲気に圧倒され退散
上手い具合にその場を〆る司会のおねーさん

ショーが終わり楽屋に戻る「私」
愚痴りながらカバンに目をやると謎の手紙が挟まっている
内容は「私」をスカウトしたいとの旨、待ち合わせ場所は食堂
なんとも怪しいと手紙を丸め放るのだけど
放った手紙がまた私に向かって飛んでくる
その方向を見ると怪しいマスクの男が、慌てて追いかけるが角を曲がり見失う
と同時にその角から明石さん登場「私」にお礼を言ってその場を去る

アパートに戻る「私」今回も景子さんとの文通もしているようだ

日が変わって結局食堂にいる私
そこへ例の怪しいマスク男が表れる

頼みたい仕事はとある女性のボディーガードなのだそうで
自分の留守の間その女性を守ってくれれば良いとの事
最近男を落としいれようと動いている人間がいるので一応との事らしい
「私」を選んだ理由それは
超が付くほど奥手で有名な「私」なら女性に手を出す事もないから
戸惑う私だが差し出された1万円に断る事はなく引き受ける事に

男の部屋に着き紹介された彼女はラブドールのかおりさん
男の正体は映画サークル会長「城ヶ崎先輩」
「かおり接待マニュアル」と言う
扱い方が事細かく書かれたファイルを渡しその場を去る城ヶ崎先輩
そのあまりの上品で気高さにとてもラブドールとは思えない「私」
先輩が去った後も緊張して実際の女性と話すように接する

そんな日々が続いたある日、信号待ちの路上での小津との会話
「私」の最近の羽振りの良さから「かおり」さんの件をあっさり見抜く
ここで小津が「そこらのダッチワイフとは違うのです」という台詞がある
それ見て「直球だ!いままで誰もダッチとは言わなかったのにw」と思った

小津曰く「ラブドールとは相手のことを思い愛でながら暮らす事に意義がある」
そして「私」にこう言い放つ
「貴方のように性欲処理の道具としか見てない野人には分からないでしょうが」

主が戻って城ヶ崎部屋から去る時に何となく感じていた感情からか
小津に対して悪態をつく「私」 軽くいなす小津

いつものように城ヶ崎部屋にて待機する
ただいるだけでは暇なのかソコで文通の返事を書いてる「私」
すると突然誰かに話しかけられる
その声の正体はなんと「かおりさん」
そのあまりの精巧な作りと可憐な雰囲気から「私」は幻聴を聞いたのか

場所は変わってどこぞの喫茶店にて「羽貫さん」といる「私」
彼女はどうやら自分をほったらかしの彼氏と猛烈アタックの歯科医
その間で気持ちが揺れてるらしい

部屋にいる「私」文通相手の「景子さん」から会いたいとの手紙が
どうすべきか悩んでいる所に「かおりさん」を抱えた「城ヶ崎先輩」が飛び込んでくる
自分の部屋がいよいよ危険な感じなので「私」の部屋に緊急避難するとの事
そんな事で「かおりさん」との奇妙な同棲生活が突然開始

最初見たときこそ単なる人形と思った「私」だが
今や既に完全にかおりさんに惹かれている
彼女の為にケーキを買い小説をめくり挙句の果てに猫ラーメンまでに連れて行く
そして当たり前のように彼女ととの会話(妄想)
とココで部屋で起き上がる「私」流石に猫ラーメン部分は夢だったようだ
が部屋に来た城ヶ崎先輩から「ラーメン臭い、部屋でモノを食べるな」
と言われてる事から現実に起きた事かもしれない
その時同時に「もう少しでかおりを家へ連れて帰れる」との発言
「かおりさん」との別れも近い・・・

同時期に文通相手の「景子さん」から最後通告が
しかし今まで嘘を付き続けた私は会えるはずもない
景子さんとの関係はもう終わってしまう事であろう

突然「羽貫さん」から呑みに誘われるもつい断ってしまう
部屋に戻る「私」羽貫さんの呑みを断った理由
それは城ヶ崎先輩が今日「かおりさん」を迎えに来るからであった

しかし羽貫さんの様子を考えるとどうにも心配になる
人命救助という正当な理由から羽貫さんの元へ向かう

ホテルのラウンジに付くとソコには「羽貫さん」と「城ヶ崎先輩」が
「かおりさん」がいながら「羽貫さん」に手を出そうとする先輩に憤り
勢いの呑み比べ対決に発展、何とか勝利、そして前回と同じ展開となる
羽貫さんとはしごしその後部屋へ行き寄った勢いで誘惑されトイレに避難w
そこでジョニーから「千載一遇のこのチャンス!行くしかないだろ!」
と、背中を押され「私」が発した言葉は・・・「やはり私にはかおりしかいない!」
ジョニー呆然「えぇ!?」w
雷鳴轟く中慌てて自分の部屋へと戻る私
部屋中央にて息切れしてる私に「かおりさん」が喋りかける
「私を連れて逃げて・・・」

もぬけの殻となった部屋に佇む小津
かおりさんが座っていたイスには1枚のメモ帳が
「かけおちします
 いままでありがとう
        かおり」
それを見て城ヶ崎へと電話をする小津
ちなみにこの時小津の顔がいつもと違い普通の顔

雨の中「かおりさん」を抱えて走る「私」
雨を避ける為に橋の欄干の下へと避難
「かおりさん」と会話し良い雰囲気になり口を近づける「私」

そこへ突然、高速移動式占いおばば登場w
一方的に占ってからいつもの答えを吐き
財布から7千円を抜き取り風のように去るおばばw

雨をしのぎながら橋の下で「かおりさん」と向き合う私
自然と今後の事を考え(妄想)始める

遠い土地にてつつましく暮らす二人
やがて子供ができてそれまで反対していた両親も認めてくれる
時は過ぎ私にも「孫」が出来る
そんな幸せな生活の中ある日突然「かおりさん」が倒れる
病院にて彼女の手をとる「私」
「貴方に会えて幸せでした」「いや私のほうこそ君に会えて・・・!」
気が付けばまだ欄干の下

「かおりさん」から「別れる前に貴方のぬくもりが欲しい」
「今こそ最高の好機じゃねーか」駄目押しするジョニーw
興奮しながら徐々にかおりさんへと私の手が伸びていく・・・
そこへ遠くから謎の光が近づいてくる
みるみるうちに近づく光の正体は自転車のライト
その自転車に乗るのは城ヶ崎先輩!
勢いのまま私へドロップキック!吹っ飛ぶ「私」
そして吐いた言葉は「この変態野郎!!」
・・・お前が言うなw

ボロボロになり道へ伏す私
雨に濡れながら思う
やはり「かおりさん」との関係は凡人には踏み込めない

そうなるとやはり「景子さん」を選ぶべきではなかったのか
あの時に戻りたい!とココで意識がブラックアウトからのED


・・・あれーまた長くなったなぁ
しかも感想の筈がいつの間にかストーリー詳細に追ってるしw

最初の趣旨とズレまくりじゃねーか俺
このまま後の話しも追っていったら
このシリーズいつ終るか分からないな
次回から最初の感じに戻そう・・・