Windows98 AMD- K6(R)-2-P プロセッサ450MHz 64MB 14.1型TFT液晶


知人のPCが起動しないということで修理を引き受けたものです。

年賀状を作りたくて久しぶりに起動したら起動しなかったそうです。

知人からの症状報告によると、どうやらOSが読めてないようです。

もしかしたらハードディスクが壊れたかなぁという感じでした。

持ち主の知人いわく、時々PCを使う程度なので買い直す程ではないとのことで修理することにしました。

やっぱり不景気ですから誰でも安く済ましたいのが本音ですね(笑)

 


 

@スペックは・・・ A故障状態 Bハードディスク交換! CFDISKをかける
DフォーマットをしてOSを乗せる E修理完了〜♪ Fあとがき メインページへ

 


@スペックは・・・(富士通 HPより抜粋)

 

とりあえず、今回修理するやつのスペックです。

システム装置仕様

FMV-BIBLO NE3/45LK

型名 FMVNE345k3(Office 2000 Personalモデル)
CPU 3DNow!TMテクノロジモバイル AMD- K6(R)-2-P プロセッサ450MHz
キャッシュメモリ 64KB(CPU内蔵)/ 2次キャッシュ512KB
システムバスクロック 100MHz
BIOS ROM 512KB(フラッシュROM)
メインRAM 標準64MB(SDRAM)[オンボード](最大192MB)




画面制御機能 Cyber9525DVD (3Dアクセラレータ内蔵)
VRAM容量 2.5MB(Cyber9525DVDに内蔵)
内蔵ディスプレイ FLバックライト付TFTカラーLCD
1024×768ドット 65536色
パネルサイズ 14.1型
ドットピッチ 0.279mm
CRT 表示 CRTのみ 最大1280×1024ドット 256色
同時表示 1024×768ドット 65536色
HDD(固定式) 12GB(UltraDMA/33)
CD-ROMドライブ(固定式) 最大24倍速(平均17倍速)(*6)
FDドライブ(固定式) 3.5インチ×1(3モード)
キーボード OADG準拠92キー(Windowsキー・アプリケーションキー付)[キーピッチ19mm/キーストローク3mm]
内蔵ポインティングデバイス 標準内蔵(フラットポイント)※スクロール機能対応
ワンタッチボタン プログラマブル×4 (CD操作ボタンとしても動作)
音源機能 PCI接続サウンドチップ(16ビットステレオPCM) WaveTable音源(ソフトウェア)、 内蔵スピーカ(ステレオ)、内蔵マイク(モノラル)
内蔵FAXモデム データ:最大56Kbps(V.90/K56flex)、FAX:最大14.4Kbps







拡張RAMモジュール 1スロット(オプション[SDRAM]:64/128MB)
PCカード PC Card Standard準拠(TYPE |/||×2スロットまたはTYPE |||×1スロット) CardBus対応
外部CRT アナログRGB Mini D-SUB 15ピン
拡張キーボード/マウス PS/2タイプ Mini DIN 6ピン×1
シリアル RS-232C D-SUB 9ピン (16550A互換)
パラレル セントロニクス準拠 ECP対応 S-SUB 25ピン
マイクイン・ジャック φ3.5mmモノラル・ミニジャック
ラインイン・ジャック φ3.5mmステレオ・ミニジャック
ヘッドフォン・ジャック φ3.5mmステレオ・ミニジャック
赤外線通信ポート IrDA 1.1準拠(最大4Mbps)
FAXモデム モジュラジャック(RJ-11)
携帯電話接 専用コネクタ9ピン
USB コネクタ4ピン×1
バッテリ リチウムイオン 10.8V 3000mAh
バッテリ稼働時間 約2.0時間
バッテリ 充電時間 約4.0時間
消費電力 約58W以下(ACアダプタ入力)
外形寸法(W×D×H) 308×282.5×38.5〜48.5mm(突起部含まず)
重量 約3.2Kg

↑こんな感じになっています。今(2003/12/30)でもまだまだ使えるスペックですね。

まだ破棄にはもったいないですね。さてと、修理♪修理♪

 


 

@スペックは・・・ A故障状態 Bハードディスク交換! CFDISKをかける
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A故障状態

 

 さて、とりあえず症状を確認するために起動しますかな。

「ガラガラガラガラ・・・・」 ん?・・・この異音は・・・(汗)

こりゃ・・・物理的に壊れてるかな。

あ〜やっぱりOSが読めてませんね。一応、BIOS上ではHDDを認識していました。

 一応、リカバリーをかけてみますかな。

 ぐはぁ・・・やっぱり弾かれた!!

 この症状からしてHDDが死んでいると判断。とりあえず、分解しますかな。

やっぱりOSが読めてないですね。

 


 

@スペックは・・・ A故障状態 B部品注文〜 C部品到着〜♪
Dいよいよ修理開始! E修理完了〜♪ Fあとがき メインページへ

 


Bハードディスク交換!

 

 さて、早速パソコンをバラします。バッテリーは@をスライドさせてからAをスライドさせて外します。

 HDDの収まっている部分のねじは2箇所だけです。簡単で良いですね〜♪

バッテリーと裏ねじの取り外し

 

 ねじが外れると写真のように、銀の板と黒いリボン状の物体が現われます。このリボン状の物体を引きコネクタを外します。そして、HDD本体を持ち上げて取り外します。 

HDD取り出し

 

 シールドパネルとHDDをスライドさせて取り外します。IDEケーブルも壊さないように外します。

シールドパネルとHDD

 

旧HDD 新HDD

 

 

原因の病巣を取り外せたところで、新旧の比較をしましょう♪

新しいHDDは、知人の関係で地元から程近い目黒碑文谷のPC-DEPOTに行って買いました。品揃えが・・・(苦笑)まぁ仕方ないか。

 あれ・・・富士通のパソコンなのにIBM製のHDDが入っているんですね(驚)なんで自分のところのを入れないのでしょう・・・?(疑問)

ぐはぁ・・・振るとカチャカチャと音がしますね(汗)

所有者が落としたのかな・・・。

(↑後日、友人より、IBM製の2.5インチHDDは振ると正常でも鳴ると教えていただきました)

 

 新しいのは日立IBMのHTS548030M9AT00です。30GB、8MBキャッシュ、5400回転です。

たしか¥13500だったかな。

 お亡くなりになったHDDはどっかに葬って新しいのを取り付けます。

 


 

@スペックは・・・ A故障状態 Bハードディスク交換! CFDISKをかける
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CFDISKをかける

 

 さて、とりあえず電源ON!!

 ふむふむ。OSが無いって。当たり前だ、だって何も入れてないんだもん(笑)

ふむふむ

 

 さーってと、とりあえずBIOSを立ち上げましょう。このFMVはF2キーを押すようです。
起動画面

  

 ちゃんと新しいHDDを認識していますね♪よしよし!

BIOSトップ

 

 HDDブートからFDDブートに変更してFDISKをかけます。

ファーストブートを変更

  

 Win98の起動ディスク1を入れます。最初はこんな画面が出ます。ここで、「1」を選択します。

起動ディスク1

  

 起動ディスク1に続いて、起動ディスク2の挿入を求められますので挿入します。

起動ディスク2

 

 起動ディスク2も読み終わったら、再び起動ディスク1を挿入して、A:\>に続いて「fdisk」と入力してEnterを押します。

再び起動ディスク1を入れる

 

 ここでは、2GB以上のHDDを対応させるために「Y」にしましょう。

大容量ディスクのサポート

  

 ここで、「1」を選択してMS-DOS領域を作成します。

FDISKオプション

 

 ここでも、「1」を選択し、基本MS-DOS領域を作成します。

MS-DOS領域作成

 

 作成の選択を終えると、ドライブのチェックを開始します。%表示が100になるまで、ちょっと待ちます。

チャック中・・・

 

 

 100%になったらこの画面になります。ここでは、HDDの全容量を1つのドライブにするために「Y」を選択します。

最大サイズの割り当て

 

 

 最後に、設定を有効にするために再起動を行います。

再起動

 


 

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DフォーマットをしてOSを乗せる

 

 リカバCDを入れて手順に従ってCドライブをフォーマットし、Win98を入れていきます。これはかなり時間がかかります。

フォーマット〜

 

 リカバが進むとWin98の設定画面になります。ここで、各種設定をします。まぁ、画面に出てくる通りに進むだけですが(笑)

Windows98の設定

 

 ・・・持ち主の依頼でWin2000にしたいそうなので入れます。ん・・・せっかくWin98入れたのに(汗)まぁいいや。

 ここで注意です!FMVのリカバCDをインストールすると「FM便利ツール」というものが入ります。こいつが邪魔者です。Win2000にするときに、こいつをアンインストールしないとPCを落とす時にエラー表示が出ます。また、オーディオドライバ等のドライバをWin2000のやつにUPDATEしましょう。富士通のHPに載っています。

Windows2000の設定

  


 

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E修理完了〜♪

 

よ〜し!

ふっかっーっーつ!!!

 これでバッチリ修理完了です♪問題なく動作しています。元の状態よりスペックが良くなりましたな(笑)このPCの所有者はちょこっとしかPCを使わないそうなので、これで当分は使えるでしょう。

 俺のディスクトップより安定してるなぁ・・・(爆)

修理完了!!!

  


 

@スペックは・・・ A故障状態 Bハードディスク交換! CFDISKをかける
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Fあとがき

 

 所有者から、メーカーに出すと時間かかるし、お金がもったいないので出すのはちょっと・・・ということで依頼を受けました。

修理納期は翌日仕上げでした(笑)修理代は昼食をおごってもらいました(爆)

俺自身はそんなつもり無かったんですけど、悪いからということで。

このPCの所有者はいわゆる一般人なので、

久しぶりにPCを起動して真っ黒な画面に白い文字が出てきたときはかなり焦ったそうです。

まぁ、そりゃ普通はそうか(爆)

今回の修理は、自作PC派には当然の作業ですけどね。

部品代がもっと安ければ・・・(笑)

まぁ修理に出すよりぜんぜん安いからOKとしますか(笑)

 

表:交換部品一覧

部品名

メーカー/部品型番

単価

個数

合計

内蔵型 HDD 2.5インチ

日立IBM/HTS548030M9AT00

13500

1

13500

 

 

 

消費税

675

 

 

 

修理合計

14175

 

これからも末永く使ってもらいたいですね(笑)

 


 

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