2003年9月16日(火)


東海道新幹線の第二代目形式である100系が9月16日を最後に同線から引退した。

この100系は、昭和60年3月に試作車両を製作し、同年10月に東京-博多間を「ひかり」という名で営業を開始した。

そして、昭和63年3月にカフェテリアを設置した車両を投入し、平成4年2月を最後に製造が終わった。

この車両は、従来の0系とは異なり食堂車を組み込んだ2階建て車両や個室の導入、シートピッチ拡大などが行われた。

この100系も登場から18年もの月日が経ち高速化の波に押され品川駅開業を目前に東海道線から引退することとなった。

そして、この100系のラストを見に東京駅に行った。100系のラストランは「ひかり309号 新大阪行き」であった。

 

 

ラストラン「ひかり309号」

  東京 名古屋 京都 新大阪
  10:22 11:05 11:23
08:30 10:24 11:07  

@〜D号車:自由席  E〜F号車、J〜O号車:指定席  G〜I号車:グリーン車

 

 


 

 私は、8時前に東京駅の16番線ホームへつきました。すると多くの警備員や警察官の姿が・・・(汗)0系ラストランのときの教訓でしょうか。物々しささえ感じられました。

 100系は、8:06分に東京駅に入線してきました。車両はG49編成でした。駅には鉄道ファンが約300人はいたようです。入線時は、カメラのシャッターの嵐でした。

入線

 

 新幹線の側面には記念ステッカーが貼られています。

側面

 

 先頭部では、多くの鉄道ファンが押しかけ満員電車のような混乱状態でした。多くの警察官が監視していました。

100系49編成先頭

 

 なんとか撮影できました(笑)このポイントに辿り着くまでにカメラを壊されるかと思いましたよ(苦笑)もの凄い力で押されるので出るのも一苦労でした。

 しまいには、罵声を上げる人もいる始末で・・・(苦笑)だったら来るなよ・・・と言いたくなるのは私だけでしょうか?

先頭

 

 先頭部には左のようなステッカーが貼られていました。結構、いいデザインで気に入りました(笑)

ラストラン記念ステッカー(先頭部)

 

 側面は先頭部とは違うデザインのステッカーが貼られていました。

ラストラン記念ステッカー(側面部)

 

 もう、この東京駅でデカ窓や2階建て車両の100系は見られないのですね・・・。

東京駅16番線ホーム

 

 いよいよ発車のときです。赤いテールランプを燈して新大阪駅へと向かいました。

 さよ〜なら〜♪

100系の東京駅ラストの姿

 

 東京駅の北側では、出発セレモニーが行われていました。私は先頭や中間部にいたためクス球を割る瞬間は見ていません。

式典会場

 

 


 

あとがき

 

0系新幹線のラストランにも行きましたが、今回は車両の人気度か時間や日にちのせいか分かりませんが、前回より人が少なかったですね。

それにしても、色々な鉄道ファンがいるもので「おいおい・・・」と思うことが多々あります。

お互いのためにも穏和にいきたいものです。

 

しかし、この日でまた国鉄型車両が1つ消えてしまいました。

近年、輸送の高速化が図られている世の中なので、旧型車両が足を引っ張っていることに間違いはありませんが、登場から18年で引退というのは鉄道車両だと早いですね。

それだけ、近年の技術向上が目覚しいということの裏づけでもあるとは思いますが、何かもったいない気がしてなりません。

とか言って「何に使うんだ」と言われても浮かびませんね。

どのみち、この100系もまた東海道新幹線を築いてきた歴史の1ページとして語り継がれることでしょう。

 

 


 

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