ファンの一人として・・


 皆さまご存知のように、「OSK日本歌劇団」が、解散の危機に直面しています。

  会社の存続に関する件に関しては、金額が億単位での話なので、
 (億万長者でもない限り)一個人で、どうこう出来るレベルではなく、
 それだけに、とても歯がゆいのですが、
 だからと言って、このまま黙って解散まで時を待つ、というのも、
 いくら、歌劇学校休校の頃から予想出来た事とはいえ、何とも寂しいです。
 しかし、「何か貢献したいが、何をしていいものやら・・」という声も、耳にします。
 そこで、ファンとして出来ることを、簡単にまとめてみました。

1)舞台を見る
  ファンの一人として、第一に出来ること、それは、OSKの提供してくれる舞台を、
 客席から応援すること=すなわち、チケットを買うことでしょう。
 今年後半も、様々な公演が予定されている様ですので、すべての公演が
 満員御礼となり、熱気あふれる舞台となることを期待しています。

2)OSKグッズ(ビデオ、CD、etc.)を買う
  OSKの事務方が悲鳴を上げる位、ビデオ、記念CD、プログラム、FACE、
 (公演会場では、ブロマイド、色紙など)を買って、OSKの売上げに
 少しでも貢献したいところです。

3)OSKにカンパする
  それでも、お金に余裕があるという方は、OSKにカンパするのも、
 いいかもしれません。
 カンパ金が、直接、存続の足掛かりになってもらえれば、とても嬉しい事ですが、
 たとえ、多くの方からの協力があったとしても、個人のレベルでは、
 存続に必要な額の1%にも満たずに、ファンの自己満足に終わるだけかもしれません。
 しかし、チリも積もればヤマとなる、という事もあります。
 又、願いむなしく、存続が、かなわなかった場合でも、来年のサヨナラ公演に向けて、
 舞台に掛かる経費の足しや、技芸員さんへの慰労金の一部として、など、
 最高のファイナルを見せてもらうためのお役に、少しでも役立ててもらえるかも、
 知れません。
 (補足)
 第三者による寄付募集などは、内容をよく見極め、行う場合には、各自の責任で・・。
 人の善意に付け込んだ詐欺まがいの行為には、充分注意しましょう。

4)OSK・大曾根社長宛に手紙を書く
  多くの方々が解散を惜しんでいるという証しとして、
 ファンの熱意だけでも劇団に伝われば・・と思います。
 また、OSK側が、歴史と伝統の重さを再認識し、最後まで諦めずに、
 スポンサー捜しをする力の後押しにでもなってくれれば、とも思います。
 (ただし、OSK社長さん=近鉄興業社長さんでもあり、
 役員も、近鉄関係者で占められているので、近鉄以外の支援先について、
 どの程度、検討・嘆願したのかについては不明です。)

5)各所に投書する
  世間一般的には、残念ながらOSKの知名度は、低いのが現状です。
 昭和の時代を生きぬいてきた80年の歴史と伝統、そして、その実力をアピールするのには、
 NHK大阪などのマスコミに関心を持ってもらい、とりあげてもらうのが、良いかと思います。

 また、スポンサーになっていただけそうな企業に関心を持ってもらうことも、
 ファンとしてアピールしていきたいところです。

 例えば、吉本興業は、同じ関西発の企業として、芸術・文化の発展に実績・理解が
 ありますし、OSKとも、昨年の「どエンタテイメント」で、共演したりしています。

 「吉本=お笑い」のイメージが強いですが、最近では、俳優さんや、スポーツ選手の
 マネジメント業務など各分野での展開も、積極的に行っているようです。
 HP上でも「お笑い以外のエンタテインメントに積極進出」との記載もあります。
 そこで、新たに、ミュージカル・レビュー部門として、魅力あふれる
 エンタテイメントの世界を開拓して下さることを期待しています。


  たとえ、全てが無駄に終わったとしても、何もしないで見過ごすだけよりは、
 自分の中の気持ちとして「自分として出来る事はした、その結果」として納得し、
 決して無駄には、ならないはずです。
 また、そのエネルギーが、技芸員さんに届けば、たとえ、解散となっても、
 有志による自主公演などの形に、つながるかもしれません。

 ほかにも、色々とあると思いますが、まず、出来そうなことから、
 とりあえず、やってみましょう!



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